自主調査仕事

仕事選びに関するアンケート調査

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調査結果概略

通勤風景  今月は、「仕事に関する調査」ということで、仕事選びにおける重視点や転職回数、転職を考え出した時期など、仕事・転職にまつわることを調査した。


  今回の調査結果から最も顕著だったのが、明るい兆しが見えない時世の中で、『就職活動をしている』もしくは『控えている学生』の「安定・安泰」志向の強さである。
  彼らが会社選びをする際に惹かれることのトップは、「安定・安泰」で全体の59.8%が回答。
また、働く上で「安定・安泰」と「ベンチャースピリット」とどちらを選ぶかと尋ねたところ、91.0%の学生が「安定・安泰」と回答している。ただ、これは学生に限ったことではなく、現在何かしらの給与を得ている人も同様に「安定・安泰」と回答する人が85.7%となる。求職中・無職・就職浪人中の人の「安定・安泰」志向は8割以上といずれも高い。


  また、ワーク・ライフ・バランスは、若干ではあるものの仕事重視層がプライベート重視層を上回る。しかし、重視度で見ると、仕事を重視するが平均65.4%なのに対してプライベートを重視するは平均69.9%と、僅差であるがプライベート重視度の方が高い。
また、3.11の大震災後のワーク・ライフ・バランスの考え方を聞いたところ、「プライベートを重視するようになった(計)」は40.8%であった。


  先般、総務省が発表した2011年11月の完全失業率は4.5%、また2012年春に卒業する大学生の10月時点での就職内定率は59.9%。
内定率の低さや失業率の改善がない中であっても、企業からの面接や説明会の連絡を受けたにも関わらず断わりもなく行かなかったと回答する人が、全体の2割近くいた。給与所得者に至っては、24.1%と4人に1人は面接や説明会に無断欠席する経験を持つ。


  今回の調査内では、「転職をしようと思ったきっかけや出来事」や「仕事に対して考えること」を自由回答で尋ねている。学生、給与所得者、求職中の人、それぞれに異なる特徴が見られ、とても読み応えのある結果となっている。

調査概要

調査名: 仕事選びに関するアンケート調査
対象者: 一都三県在住の大学生、給与所得者、求職中・無職・就職浪人
調査項目:
  • 基本属性(性別、年代、居住地域、未既婚、職業)
  • ワーク・ライフ・バランスについて
  • 震災後のワーク・ライフ・バランスの考え方の変化
  • 会社選びのポイント
  • 転職回数
  • 転職を考えるまでの期間
  • 転職をしようと思ったきっかけや転職にまつわるエピソード
  • 働く上で・働く中で重視する事項
  • 現在の職場の満足度/転職活動・願望の有無
  • 面接・説明会の出欠席について
  • 女性の退職時期について
  • 「働くこと」の意味とは、仕事に対して考えること
サンプル数: 500s
割付:
  N数
学生(20~22歳) 100s
給与所得者 365s
求職中、無職、就職浪人 35s
500s
実査期間: 2011年12月16日~12月21日
調査方法: インターネット調査(マーシュの自社モニター )
調査機関: 株式会社マーシュ

対象者属性

性別 N=500
性別
年代 N=500
年代

居住地域 N=500
居住地域
未既婚 N=500
未既婚

職業 N=500
職業


調査結果

Q1.あなたの理想とするワーク・ライフ・バランスをお知らせください。

ワーク・ライフ・バランスについて

■ワーク・ライフ・バランスについて N=500s
全体の38.6%は仕事重視層、33.8%はプライベート重視層という結果となった。仕事重視層の仕事重視度は61~70%未満が全体の61.7%を占め、平均は65.4%。これに対して、プライベート重視層のプライベート重視度は71%以上との回答が過半数。
回答者全体では、プライベート重視層よりも仕事重視層の方が回答者数は多いものの、各々の重視度を見ると、『仕事重視層が仕事を重視する度合』よりも『プライベート重視層がプライベートを重視する度合』の方が高くなっている。

Q2.3.11の大震災を機にあなたのワーク・ライフ・バランスの考え方は変わりましたか。(1つ選択)

ワーク・ライフ・バランスの考え方の変化

■ワーク・ライフ・バランスの考え方の変化 N=500s
前問のワーク・ライフ・バランスの考え方は3.11の震災の前後では変わらないと回答している人が全体の半数以上を占める。また、震災後にプライベート重視型になった人も多く、全体の4割を占める。

Q3.「就職活動中の学生」「就職活動中以外の学生」「就職浪人中」の方にお伺いします。あなたは(今後)就職活動をする際、どういったところに惹かれて会社選びをしていますか(しますか)。あなたのお気持ちに近いものを全てお知らせください。(複数選択可)
Q7.あなたが転職活動をする際、どういったところに惹かれて会社選びをしましたか。あなたのお気持ちに近いものを全てお選びください。(複数選択可)

会社選びのポイント

調査結果(PDF)で大きな画像がご覧になれます

■会社選びのポイント
「就職活動中の学生」「就職活動中以外の学生」「就職浪人中」 n=102s、「転職経験者」 n=295s
就職活動中ならびに活動前の学生と転職経験者では会社選びに違いが見られる。就職活動中ならびに活動前の学生の会社選びのトップ3は、「安定・安泰」59.8%、「業務内容」55.9%、「お給料の良さ」52.9%。
一方、転職経験者のトップ3は、業務内容」40.7%、「交通の便の良さ」39.7%、「お給料の良さ」34.9%という結果。学生の「安定・安泰」志向は強いが、転職組は安定・安泰よりも業務内容といった仕事の中身を重視する傾向が見られる。

Q4.現在働いている方(パート、アルバイトの方も含みます)ならびに求職中の方にお伺い致します。学校を卒業してからのあなたの転職の回数(パート先やアルバイト先を変えた回数)をお知らせください。(1つ選択)

転職回数

■転職回数 n=398s
給与所得者層ならびに求職中、無職、就職浪人中の人に転職回数を尋ねたところ、7割以上が転職経験者であった。最も多いのは「2~4社目」と回答する人で47.5%、続いて「5~7社目」と回答する日とで18.6%。転職回数「2~7社目」という人達で全体の半数以上を占める。

Q5.転職の経験がある方にお伺いします。あなたが転職をしようと思った時期は入社してからどのくらい経ってからになりますか。
※1回目の転職時のことを教えてください。

■転職を考えるまでの期間 n=295s
1回目の転職を考えるまでの期間は、入社から平均5年3ヶ月が経った頃である。最も長い人では勤続36年目で、最も短い人では入社から1ヶ月目で転職を考えている。

Q6.転職をしようと思ったきっかけや出来事はどういったことですか。転職をしてよかったですか。転職にまつわるエピソードをなんでも自由に教えてください。(自由回答)

■回答の一部

【求職中 36歳 男性 1回目の転職:入社4年目】

給料が上がらなくなった。

【求職中 42歳 男性 1回目の転職:入社10ヶ月目】

配属されるべき部署に配属されず、勉強した内容が仕事で活かされない部署だったから

【求職中 37歳 女性 1回目の転職:入社2年目】

お菓子作りを勉強するために製菓学校に入学→退職し、その後製菓関連の業務に携わるようになった。好きなことを仕事に出来ているので良かったと思う。

【求職中 46歳 女性 1回目の転職:入社6年3ヶ月目】

全く違う業種、職種に就く事によって、経験や知識が広がったので、転職は自分にとって良かったと思う。

【求職中 52歳 女性 1回目の転職:入社4年目】】

子どもの成長に合わせて。小学校入学に合わせて、より、収入のよい仕事に就きたいと思った。

【給与所得者 25歳 男性 1回目の転職:入社半年目】

他にやりたい仕事があったということと、当時働いていた会社の雇用条件が良くなかったから。まだ転職活動中だが、退職したことに後悔はしていない。

【給与所得者 33歳 男性 1回目の転職:8年3ヶ月目】

将来性を考えて転職したかったが、なかなかやめられなかった。30歳を機に転職はしたが転落の人生

【給与所得者 51歳 男性 1回目の転職:21年6ヶ月目】

転職の意向は固まっていたが、具体的な転職活動を起こす前に、知人から外資系の会社を紹介された。それ以前の経験やスキルを活かせる部分もあったが、異なる分野であり、新たなチャレンジと考え転職した。その後、そこでのスキルを活かせる職場に再就職して、現在、海外に勤務するに至っている。きっかけは予想しないところにあり、数少ないチャンスを活かせたと思っている。

【給与所得者 35歳 女性 1回目の転職:3年3ヶ月目】

経験を積むために1社目を選んだため、転職はもともと希望していた職へのものであり、就職時から考えていたことであった。実際、転職前の技術が役に立っており、転職を考えて良かったと思っている。

【給与所得者 38歳 女性 1回目の転職:2年6ヶ月目】

ノルマに追われて気の休まる時がなかった。学生時代はメーカー志望だったので、次はメーカーに転職できたので、結果としてよかったと思う。

【給与所得者 45歳 女性 1回目の転職:10年10ヶ月目】

年齢もちょうど区切りの年で、転職で新たな生活を望んだが1,2年は止めた事に後悔しまくった!結局その後留学の機会があり、韓国に留学、その後結婚となったが・・どの道が良かったのか、今でもわからない!

Q8.あなたが実際に働く上で・働く中で重視することはどういったことですか。あなたのお気持ちに近いもの(本音)をお知らせください。(企業の面接ではないので自由にお答えください。)(それぞれ1つずつ選択)

働く上で・働く中で重視する事項

■働く上で・働く中で重視する事項 N=500s
最も顕著に表れたのは、「安定・安泰」志向で全体の86.4%を占める。特に、学生(20~22歳)の「安定・安泰」志向は強く91.0%に達する。一方、求職中、無職、就職浪人中層は3層の中で最も「安定・安泰」志向は低い。ただし、それでも8割を占め全体的に働く上で「安定・安泰」は重要になっていると推測される。
層別で見ると、給与所得者層は、他層とは異なり「プライベートな時間」よりも「仕事の遣り甲斐」を重視する傾向が見られる。求職中、無職、就職浪人中層は、「上場していること」よりも「上場していくこと」を重視する傾向がある。
学生は、3層の中で重視度が強く表れている項目が最も多い(7項目)。安定・安泰志向が示すように、「会社規模が大手であること」、「企業の歴史の長さ(老舗であること)」、「上場していること」など会社の土台の大きさを重視するだけではなく、遣り甲斐よりも「プライベートな時間」、仕事より「家族の行事」というようにプライベート重視志向も強いのが特徴的。

Q9.あなたは現在の職場に満足していますか。(1つ選択)
Q10.現在、あなたは転職活動をしていますか。(1つ選択)

現在の職場の満足度
転職活動・願望の有無

■現在の職場の満足度/転職活動・願望の有無 n=365s
全体の4割以上が現在の職場に満足していると回答する。しかしながら、転職活動をしているのは全体の2割弱で、転職願望は4割以上と「転職活動中」+「転職願望」で全体の6割を占める。

Q11.あなたは、履歴書を送った先(求人サイトでエントリーした先)の企業から、面接や説明会の連絡を受けたにも関わらず、断わりもなく行かなかったことはありますか。(1つ選択)

面接・説明会の出欠席について

■面接・説明会の出欠席について n=130s
全体の6割以上は「必ず行く」と回答するも、「断わりもなく行かなかったことがある」も1割以上も存在する。「まだ連絡を受けたことがない」の回答者を除く出欠席で見ると、給与所得者では2割以上が無断で面接や説明会に行かないと回答していることになる。

Q12.女性の方にお伺いします。あなたは、結婚・妊娠・出産・子育てを機に退職を考えますか(退職をしたことがありますか。)(1つ選択)

女性の退職時期について

■女性の退職時期について n=239s
全体の半数以上は、「結婚・妊娠・出産・子育てをきっかけにして退職はしない(退職はしなかった)」と回答する。層別で見ていくと、給与所得者の退職をしない意向は半数を下回り、「結婚を機に退職する」が2割を超える。他層に比べても10ポイント以上上回る。
一方、求職中、無職、就職浪人層の退職をしない意向は3層の中で最も高く、6割以上占める。学生(20~22歳)は、「結婚を機に退職する」が3層の中で最も低いものの、「妊娠を機に退職する」が2割以上を占め、最も多い。

Q13.あなたにとって「働くこと」というのはどういうことを意味しますか。今後どのようなキャリアプラン(ライフプラン)をお持ちですか。あなたの仕事に対して考えることを何でも自由に教えてください。どんなことでも構いません。(自由回答)

■回答の一部

【学生 20歳 男性】

生きていくためにすること。しかしながら、それだけでは続けていくことは困難で、やりがいのあることでないといけない。

【学生 21歳 男性】

私にとって「働く」とは、「誠実である」ということだと思います。どのような仕事にも相手が存在します。また仕事をするためには、何かしらの組織に属さなければなりません。そして相手や所属する組織と信頼関係を構築できなければ、働くことは不可能だとサークル活動やアルバイトなどを通して感じました。実社会で利益を上げ、社会に貢献する企業において働くためにはより強い信頼関係が必要であり、信頼関係を構築するためには常に誠実でなければならず、誠実であることが、会社や社会に貢献することであり、自己の成長につながるのだと思います。

【学生 22歳 女性】

プライベートも大切にしたいですが、結婚などの理由で退職するつもりはないです。仕事をすることにより、世の中と繋がり視野を広げたい。

【学生 22歳 女性】

お金を得ること、しかし、日々の活力でもある。大手総合職で内定をいただいたので、結婚しても妊娠しても子供が生まれても働き続けると思う。しかし独身のときよりは仕事にかける割合は少なくなると思うが、ずっと働いていたい。

【給与所得者 25歳 男性】

生活資金を得るためのもの。キャリアアップはそんなに望んでいなく、高収入も望んでいなく、プライベートを大切にできるように働きたい。

【給与所得者 30歳 男性】

働くことでお金を稼ぎ、趣味やプライベートを充実させる。仕事もプライベートもすごく大事。詳細なライフプランはありませんが、今よりももっと生活に充実感を得られたらと思っています。

【給与所得者 48歳 男性】

働くことは、生活の糧を得ることであるが、同時に自分のライフプランでもある。子供が独立した際に自分の裁量で仕事がしていける環境を作っていきたい。

【給与所得者 26歳 女性】

1社目⇒残業多い、2社目⇒暇過ぎ、とかなりギャップの大きな転職だったので、転職したては何て楽なんだろうとウキウキしていた。週休2日に、フレックス制度、残業なしといいこと尽くしだなぁと。ただ、1ヶ月も経たないうちに暇過ぎてやる気がなくなってしまった・・。
やはりある程度やりがいを求めてしまっているんだなぁと。でも、今後結婚しても出産しても働くには、今のようなゆったりした仕事がベストだし・・と葛藤中です。

【給与所得者 33歳 女性】

結婚や出産をしても仕事を続けていく。働くことは自身の人格を形成する上で大きな意味を持つ。視野が狭くならないためにも仕事は必要。

【給与所得者 44歳 女性】

生活の一部。バブルの頃は、働いたら働いただけ、お金も入り、贅沢も出来て、 働く=楽しい生活でしたが、現在は、働く<健康で家族と楽しむ事の方が、大事。今後は資格習得して、時間を有効利用できる仕事に就きたいと思ってます。

【給与所得者 57歳 女性】

働く時間を制約されるということはプライベートの時間を充実させることにつながると考えています。報酬の問題だけでなく、自分自身の生きる意欲が引き出されることが「働く」ということだと思います。

【求職中 29歳 男性】

お金を稼ぐこと。生活に困らない金額が貯まったら仕事は辞める。

【求職中 34歳 男性】

収入を得る事で生活していくためや趣味などをするために必要なものをすること

【求職中 50歳 男性】

対価を貰って自分の技術・知識等を売る。そのためには幾つになっても日々勉強は必要。

【求職中 22歳 女性】

経済的にというだけでなく、一人の「人間」として自立すること。結婚しても子供が生まれても、正社員としてかパートかはわからないが働きたいと思っている。自分が受けた奨学金は、自分が稼いだお金で返還したいと思う。

【求職中 37歳 女性】

生きていくため(お金を稼ぐ手段)ではあるが、その中で遣り甲斐や何らかの社会貢献ができるということが理想。

【求職中 52歳 女性】

働かない自分を考えたことがない。ただ、振り返ってみて、ずっと、人に使われてきて、少し疲れていると思う。(同僚との関係や、勤務時間、業務内容等を、含めて)これから、在宅でしごとを、していきたいと思う。(将来、介護の可能性もあるので。)


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