自主調査家電・デジタル機器
スマートフォンの普及により、携帯電話のアクセサリーの定番は、ストラップから、スマートフォンカバーへと変わっていった。形や素材も様々なものが売られており、電話本体を簡単にカスタマイズしたりすることにより、自分の個性を表現できるものとなってきている。
そこで、今回は20代~50代男女のスマートフォン保有者を対象に、 「スマートフォンのカバー」に関する調査を実施し、スマートフォンカバーの利用率、選択基準などを調査したところ、スマートフォンにカバーを付けている人は8割に達することがわかった。
また、スマートフォンカバーを選ぶ際に重視するポイントとしては、「デザイン/色」が76.1%と最も高く、次いで「本体の保護」「価格」が6割弱で続く。他にも、「買い替え意向・理由」、「スマートフォンカバー以外の付属品の使用状況」等を、機種別・性年代別にまとめた。
今回の結果から、ターゲットの性別や年代のニーズに叶った商品作りが、購買のキーになるのではないか。そして、更なる新しい商品の発売に期待が寄せられる。
調査名: | スマートフォンのカバーに関するアンケート調査 | ||||||||||||
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対象者: | 全国在住の20~59歳男女で、次の条件に該当する方 ・スマートフォン利用者 |
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調査項目: | ・属性(性別、年齢、未既婚&子有無、職業、居住地域) ・保有電子機器 ・保有スマートフォン機種 ・ストラップ使用経験有無 ・スマートフォンカバー利用状況 ・スマートフォンカバー重視点 ・現使用スマートフォンカバーの素材 ・現使用スマートフォンカバーの購入場所 ・スマートフォンカバー買い替え意向・理由 ・スマートフォンカバー不使用理由 ・スマートフォン関連アイテム利用状況 ※ホームページでは、調査結果の一部を掲載しております。 |
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サンプル数: | 600s | ||||||||||||
割付: |
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実査期間: | 2013年7月29日(月)~7月31日(水) | ||||||||||||
調査方法: | インターネット調査(マーシュの自社モニター ) | ||||||||||||
調査機関: | 株式会社マーシュ |
この調査の報告書(レポート)、集計、ローデータは、下記より無料でダウンロードしていただけます。(一部の調査を除きます)
性別 N=600 |
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年代 N=600 |
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職業 N=600 |
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スマートフォン保有機種 N=600 |
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志向・タイプ N=600 |
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■スマートフォンにカバーを付けている人は、全体の80.1%。
N=600
スマートフォンの機種別にみると、iPhone保有者では90.7%、iPhone以外のスマートフォンでは69.7%と、スマートフォンの機種によって約2割の差があることがわかった。
性・年代別にみると、男性の20歳~34歳は、スマートフォンカバーの利用率が69.0%と他の年代に比べ、顕著に低い結果となった。一方、女性の20歳~34歳、35歳~49歳は9割弱と他層に比べてカバーの利用者が多い。
■スマートフォンカバーを選ぶ際に重視するポイントTop3は、
「デザイン/色(76.1%)」、「本体の保護(55.7%)」、「価格(54.7%)」の順。 n=481
性・年代別にみると、女性の方が「デザイン/色」を重視する傾向があり、男性の35歳~49歳は「デザイン/色」が60.8%と全体より15ポイント低い。一方「本体の保護」は65.8%と全体より10ポイント高く、この年齢層の男性はデザインより機能を重視している様子が窺える。
志向・タイプ別にみると、「ファッションにこだわりがある」「ブランド品が好き」「流行に敏感な方だ」と回答している人たちは、「デザイン/色」が8割を越え、デザインをかなり重視している結果となった。(MT=2.69)
■スマートフォンカバーを買い替えたいと思う理由は、「汚れた、傷がついたとき」が48.6%で最も高く、次いで「壊れたとき(44.9%)」、「飽きたとき(31.0%)」、「自分の好みのものを見つけたとき(30.4%)」と続く。
n=481
「汚れた、傷がついた」や「壊れた」など、物理的な要素においては、男女・年代に大きな差はないが、傷や汚れについては、やや女性の方が気にする傾向がある。一方で、「飽きた」「自分の好みのものを見つけた」など、心理的な要素においては、圧倒的に女性が高い。
志向・タイプ別にみると、「ファッションにこだわりがない」人は、全体的にポイントが低く、「買い替えたいとは思わない」が19.5%と全体よりもやや多めに存在する。
■利用しているスマートフォン関連アイテムは、圧倒的多数を占めたのが77.8%で「保護フィルム」。
n=600
次いで「イヤホン・ヘッドホン」、「モバイルバッテリー(持運び用)」と続くが、軒並み3割程度に留まる。
液晶に対しては、意識的に保護している様子が窺える。費用面をはじめとする、液晶画面の損傷に対する代償が大きいことも影響されていると推測される。
性年代別にみると、「イヤホン・ヘッドホン」、「モバイルバッテリー」は全体的に男性が高い傾向があり、男性の50歳~59歳では、4割の人がスマートフォンの付属品としての「イヤホン・ヘッドホン」を保有していることがわかった。また、「モバイルバッテリー」についても、男性の50歳~59歳は約4割の保有率となり、若年層に比べて、年代が上がるほど、危機管理意識の高さが窺える。
この調査の報告書(レポート)、集計、ローデータは、下記より無料でダウンロードしていただけます。(一部の調査を除きます)
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