MROC(エムロック)

コミュニティを活用したリサーチ:MROC(エムロック)とは

消費者のインサイト(深層欲求)を抽出するリサーチ手法

オンライン上で「商品・企業・ブランド等に詳しい人や興味のある人」を集めて、「クローズド」な「マーケティングリサーチ専用のコミュニティ」を構築し、「生活者×生活者」、「企業⇔生活者」の対話の場を設定。そのコミュニティの中で「定性調査(ディスカッションほか)」と「定量調査(アンケートなど)」を組み合わせ、繰り返し進めることで、消費者のインサイト(深層欲求)を抽出する、リサーチ手法です。


コミュニティを活用したリサーチ(MROC)とは

従来型調査手法との違い

MROCは「知りたいコトを聞く(Asking)」ではなく、「知るべきコトを会話の中から見つける(Listening)」

従来の調査は、調査主体の知りたい事を定量的、定性的に取得するのには十分な結果を得る事が出来ました。しかし、ここで得られるのは調査主体が知りたい事、聞きたい事の確認であり、生活者の頭の奥底にあるさらに深い言葉や気持ち(心の声・深層欲求)を知るには十分とは言えませんでした。

従来型調査:FGI

従来型調査:FGIインタビュアーの質問に対して対象者が回答。フローに沿った内容でさらに深掘りを行い、導き出された定性データを分析する。

従来型調査:定量調査

従来型調査:定量調査調査主体が考えた質問票から、生活者の考えを導き出し、数値化した定量データを分析する。

MROC

MROCは対象者同士のコミュニケーションという刺激から、知りたい事を聞く調査ではなく、知るべき事を見つける調査です。対象者同士の会話から生まれる言葉は対象者自身の新たな気付きに繋がり、こうしたやり取りに直に触れる事により、想定する事ができないインサイトを見つけ出す事が可能になります。

MROC調査の内容に適したテーマで対象者同士で自由に意見交換をしてもらい、そこから得た定性・定量情報を分析する。

従来型調査手法との比較

従来型調査では聞き取れない詳細な消費者ニーズを捕捉

MROCは万能な調査ではなく従来型の各種調査手法と掛け合わせて活用していくことが重要です。

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項目 MROC グループインタビュー ネット調査
調査タイプ 定性+定量 定性 定量
調査場所 オンライン リアル オンライン
サンプル数 10~1,000人 5~7人 100~数千人
調査期間 1週間~1年 2時間 5分~30分
時間的、地理的制約 無し 有り 無し
仲間意識 ×
ナマの意見 ×
心の変化 × ×
参加意識 ×
深堀り ×
追跡質問 ×
表情観察 × ×
アイデア・インサイト抽出 ×
量的把握 ×

MROCの定番活用4パターン

消費者密着型調査に最適

MROCは消費者の動向を徹底的に調査することができ、活用シーンは多岐にわたります。スマートフォンを活用した画像投稿調査などMROCだからこそ実現できることが数多くあります。

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コンテンツ
提示型
  • CM評価
  • デザイン評価
  • パッケージ評価
  • コンセプト評価
  • ウェブサイト評価
  • イメージ評価
CM評価など、動画や画像を提示してそのクリエイティブを評価する調査として活用できます。
宿題型
  • お試し購入
  • 商品サンプル評価
  • ミステリーショッピング
ホームユーステストやお試し購入調査など実際に見て触ってもらう調査として活用できます。
生活密着型
  • エスノグラフィ
  • 生活状況や商品使用状況の画像投稿
  • 日記調査(定型質問との併用)
  • 地域別の比較調査
長期間じっくりと消費者を観察して行動を記録するような日記調査として活用できます。
定量調査型
  • 参加者全員への定量調査
  • 特定参加者への定量調査
  • トピックの発言内容を検証する定量調査
定性×定量を行うことでより消費者インサイトに迫ることができます。

数字で見るMROC

数字で見るMROC

MROCを成功させる4つのポイント

企画設計・トピックフロー設計

  • 分かりやすいコミュニティ名を設定
  • 参加者同士の会話が可能な質問
    • 簡潔に多くても2つ程度の内容を自由にディスカッションしてもらう
    • 会話の発生が見込めない質問はアンケート機能を利用する
  • 参加者自身にメリットを感じられる仕掛け
    • 対象者が発言する事により自己満足を感じられる
    • 同じ悩みや不安を共有または解消できる等

リクルーティング

  • 共通点のある属性
  • ネット上でコメントする事に抵抗がない
    • 普段からSNSを活用している
    • PCやスマートフォンでのコミュニケーションができる
  • コミュニティ参加に意欲がある
    • スクリーニングアンケートのFA回答の内容がどれだけ充実しているかを確認

適度なモデレーターの関与

  • 参加者間の会話に割り込まない
  • モデレーターのコメントが多くなりすぎない
  • 参加者の一人として他の参加者と交流する
  • 質問ばかりにならないようにする

謝礼設定

  • 参加者にとってメリットのある謝礼
    • 登録しているモニターサイトのポイント
    • 商品券やamazonギフト券などの利用しやすい金券
  • 最後まで参加してもらえる仕掛け
    • トピックごとに謝礼額を設定して加算していく
    • 全トピック参加ボーナスなどを設定する
  • 多すぎず少なすぎない適切な謝礼額

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画面イメージ

画面イメージ

レポーティングサービス:アウトプットイメージ

次につながる戦略構築のためのレポーティング

インサイトを見つけ、その後の事業戦略、商品開発、アイデア抽出に生せるレポーティングをします。

レポーティングサービス:アウトプットイメージ

当社MROCの流れ(短期型)

当社MROCの流れ(短期型)

MROCの成功事例

活発なディスカッションから、従来型の調査で得られなかったインサイトを発見できた

テーマ 育児・教育
期間 2週間
人数 30名
対象者 小学校共通学年の子供を持つ母親

同年代の子供を持つ母親を集めて実施。 共感できる育児や生活の悩みや楽しみを中心に、教育観や生活実態を確認していった。 対象者同士の会話から、これまでの定量調査やFGIでは得られなかった母親の子に対する潜在的な価値観を把握する事ができた。

ポイント

トピックタイトルや質問内容を調査的な聞き方にはせず、「○○情報室」や「今どきママは□□がご不満?」というような、対象者同士が自由に会話を楽しめるように設定。 本来想定していた回答とは異なる内容で会話が弾み、結果的にこれまで気付く事の出来なかったインサイトを発見する事ができた。

毎日の行動を記録する事により、
意識変化のポイントをつかむことができた

テーマ 飲食
期間 2ヵ月
人数 50名×2グループ
対象者 特定食品のユーザーと過去ユーザー

特定食品のユーザーと過去ユーザーにグループを分けて実施。毎日の夕食メニューを日記形式で写真とともにアップロード。実施期間中、特定食品の新CMを放映開始した。毎日アップロードされる夕食メニューの変化、対象者のトピックコメントの変化を観察し、CMがユーザーにどのような意識や態度の変化をもたらしたか把握できた。

ポイント

CM放映前、放映中、放映後と3つのセグメントに分けて行動と意識変化を観察した。また、トピックの中に様々な問いかけを用意し、対象者のコメントをシングルソースデータから分析する事により、意識変化のポイントを把握する事が出来た。定点的な定量アンケートも実施しバックデータとして活用した。

その他の事例

料金

料金につきましては、都度お見積もりいたしますので、下記フォームよりお問合せください。