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プロトタイプ製品 ホームユーステスト

使用サンプルは自社既存製品、プロトタイプ製品、他社製品の合計3種類で、使用後の感想を5段階評価でお答えいただくホームユーステストを考えています。可能でしょうか。


自社既存製品、プロトタイプ製品、他社製品の3種類の比較をしたい場合、製品が複数あるため、呈示方法やグループ設定などコントロールが必要です。


モナディックテストと直接比較テストの2つの方法をご紹介します。調査目的やどんな結果が必要かに応じてどちらの方法がよいかを選びます。


○モナディックテスト


【方法】

モナディックテストは、どの対象者も1製品だけをテストする方式です。3製品がある場合は3つのグループを設定します。それぞれのグループが1製品をテストして評価をとります。製品の評価の優劣は、そのグループ間の評価結果を比較することで行います。


1グループ(1製品)100サンプルとすると、300サンプル必要となります。また、グループ間の結果を比較するために、マッチド・サンプルを組む必要がありますマッチド・サンプルは、グループ間の対象者属性を同質にするものです。


性別、年齢、職業、居住エリア、商品使用状況など基本属性として、その基本属性の構成比が同一になるように設定します。マッチド・サンプルを設計する理由は、調査結果がグループ間のサンプル構成比の違いによる影響を除外するためです。


【特長】

  • 消費者の現実の製品使用時に近い状況でテストできる
  • 製品の品質・性能面の特徴をより具体的に把握できる
  • 他のモナディックテストの結果と比較したい、比較する可能性があるときに適している
  • 1製品のみ評価するため、アンケートもより詳細に評価・意見がとれる

【短所】

  • テスト製品が2種類以上のときは、マッチド・サンプル(性別、年齢、職業、使用状況などを同質にしたグループ)を組む手間がある。
  • テスト製品が2種類以上で総数が多くなるほど、グループ数を増やす必要がある。
  • 直接比較評価を行わないため、製品間の評価の差があまりでない場合もある。

○直接比較テスト


--シークエンシャルモナディックテスト--


【方法】

ここでは、直接比較テストの中でも代表的なシークエンシャルモナディックテストをご紹介します。シークエンシャルモナディックテストは、1人の対象者が複数の製品の評価を行うものです。1製品ずつ絶対評価を行い、その後比較評価を行います。


複数の製品を評価するため、先にテストした製品の評価が、後の製品の評価に影響しやすくなります。順序効果を排除するため、提示順はローテーションを組みます。3製品の場合は、6通りとなりますが、最低でも3通り(3グループ)必要になります。100サンプルとすると、300サンプル必要となります。


より厳密にするため6グループ設定すると、600サンプル必要となります。この場合も、各グループはマッチド・サンプルを組む必要があります。


【特長】

  • 直接比較評価をするため、評価の差が出やすい。テスト製品間の優劣の判断をしたいときに適している。
  • 製品の絶対評価と相対評価のどちらも確認できる。

【短所】

  • 使う環境や順番など、対象者に対して細かく教示する必要がある。
  • たまに、絶対評価の優劣の結果と、相対評価の優劣の結果が一致しないことが起こりえる。(そのようなときには、所定の製品テストの主な目的が単一評価にあったのか、それとも直接比較評価にあったのかを考えて、優劣を判断する)
  • 製品数が多くなるほど、1人の対象者の回答負荷を考慮して、1製品あたりの評価項目を絞る必要がある。
  • テスト状況は、モナディックテストよりも人工的である。

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